「天気の子」英語タイトルに隠された本当の意味

今話題の新海誠監督の新作映画「すずめの戸締り」が11月11日に公開しました。皆さん映画館に足を運んでみてみたでしょうか?内容は、日本各地にある廃墟が舞台になっていています。災いの元となる“扉”を閉めていく旅をする少女である、すずめの解放と成長を描く物語だそうです。今回は、そんな映画の英語タイトルに隠された本当の意味や、そこからわかる多義語の重要性について紹介していきます。

意外と知らない!?映画の英語訳

新海誠監督の最新作がついに11月11日に公開となりましたが、ほかの作品はご存じでしょうか?
「ほしのこえ The voices of a distant star」
「雲のむこう、約束の場所 The place promised in our early days」
「秒速5センチメートル a chain of short stories about their distance」
「星を追う子ども Children who Chase Lost Voices from Deep Below」
「言の葉の庭」
「君の名は。 your name.」
「天気の子 Weathering With You」
「すずめの戸締まり」
など、、、たくさんの作品がありますね。その中で今回は、「天気の子」の英語タイトルである「weathering with you」に焦点を当てます。

「Weathering with you」

「Weathering with you」と初めて見たときに、なぜ天気にingがついているの?と思いませんでしたか。この記事を読んでいる多くの方は「天気している君と」と訳したのではないでしょうか。英語は難しいな、そんな表現もあるのかと思ったことでしょう。
学校では、weatherという単語は、天気と習ったし、意味がわからないなと思うのが普通です。しかしながら、このweather単語は、皆さんが知っている天気以外にも実は、驚きの意味があります。

多くの人が教わらないWeatherのもう一つの意味

当然weather (名詞)で天気という意味ですが、もう一つ動詞形の訳があるのです!Weatherが動詞形!?その意味は、Weather(動詞)=切り抜ける、乗り越えるです!動詞にすると名詞系の「天気」という意味からは想像もつかない意味になりました。そのため、天気の子の英語版タイトル「weathering with you」は、「あなたと共に乗り越える」という訳になります。なんとも素敵なタイトルですね。

意味を理解するために必要な”多義語”

英語には、一語一義(一個の単語に一つの意味)の単語もありますが、Weatherのように一個の単語に多数の意味が存在する多義語がたくさんあります。多義語の理解を深めることで、どんな文章にでも柔軟に対応できるようになってくるので、英語学習において非常に重要になってきます。多義語は単語帳にたくさん載っているので、必ず学習するようにしましょう。多義語を制するものは英語を制します

〜重要語彙〜

・多義語
【Weather】
名詞=天気
動詞=切り抜ける。乗り越える

まとめ

今回は、「Weathering with you」の英語タイトルの訳と多義語の大切さをご紹介いたしました。映画の内容は、この「weathering with you」のように少年と少女が様々な困難を乗り越えるようものになっています。英語訳も新海誠先生が作品へ抱くテーマをしっかりと汲み取ったタイトルになっていることがわかりました。それでは、また次回の更新を楽しみにしてください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA