東京大学に合格する勉強方法(理Ⅰ編)

東京大学に合格する方法(理Ⅰ編)

今回は、東京大学理科Ⅰ類に実際に合格した東大生が東京大学に合格するために実践した勉強方法についてになります!


1-1. 「東大合格者の共通点」とは?

まず、東大合格者の共通点として、「苦手な科目・分野を克服している」という点があります。東京大学の入試の二次試験では、理系は英語・数学・国語・理科二科目、文系は理科二科目の代わりに社会二科目の計5科目が必要となります。これは他の大学の入試に比べて科目数が多いため、一つの科目で他の受験生と差を大きくつけることは難しく、どの科目でもある程度の点数を取る実力を身につけなければなりません。もちろん英語・数学で満点近くの点数を取ることによって合格してしまう人も中にはいますが、大半の合格者はバランスよく点数を確保することによって合格を勝ち取っています。そのためにはまず苦手な科目・分野を克服することが大切になってくるのです。

 

1-2. 教材・参考書の選び方と勉強の進め方

どの教材や参考書を使用するかについて悩んでいる受験生は多いのではないでしょうか。よくない教材を使用してしまって成績がなかなか伸びない、またはたくさん教材を買ってしまって使わずに終わってしまうなどの心配があると思います。そのためには慎重に教材を選ぶ必要があるのですが、そのためにどの科目でも通ずる一つの大事な点があります。それは「解答・解説がしっかり書いてある参考書を選ぶ」ということです。市販の参考書や問題集の中には、答えしか書いていなかったり、解答があっても略解程度しか書いていないものが多く存在します。参考書を使用するときに大事なことは、どれだけ間違えた問題を次の機会に解けるようにするかということなので、解説がしっかりしていない参考書を使用することは控えましょう。

参考書の使い方でよくある失敗例は、問題集を一周して間違えている問題がたくさんあったにもかかわらず、同じ問題を解くのはつまらないという理由でほかの参考書に次々手を出してしまうといった例です。これでは復習による定着が効率よく行われないため、成績がなかなか上がらない生徒が多くいます。様々な参考書・問題集にあれこれ手を出すのではなく、間違えた問題を2周・3周することによって一つの参考書を完璧にすることを心掛けたほうが良いです。

 

1-3. 早期からのスタートが重要な理由

前述のとおり、東大では二次試験において5科目も取り組む必要があります。そのうえ、各科目の問題のレベルも非常に高いものとなっています。そのため、高校三年生の春ごろまでにはすべての科目で基礎知識を1、2周は終わらせておかなければ高3で発展的な問題に取り組むことができません。なので、早めのうちから受験を見据えて計画的に勉強を進めておくことがとても重要となります。

 

「東京大学前期試験の入試情報と合格率」

2-1. 過去の入試傾向と今後の見通し

過去の問題と比べて、ここ10年程の間に東大の問題はどんどん小問の数が増えています。そのため物理や化学の問題のページ数は倍以上になってきています。また、英語はますます時間との勝負となってきています。これらから言えることは、東大の問題は特に効率よく問題を解いていく処理能力を求めているということです。そして、今後もその傾向がしばらく続くと考えられます。

2-2. 東大理Ⅰの特徴とは?

工学部・理学部を目指す人が受けるため、理Ⅱよりも比較的数学・理科科目が得意な受験生が多くなっています。共通テストの足切りの点数は理Ⅱよりも低く、倍率も2.5倍と理Ⅱよりも1倍ほど低いですが、ほとんど毎年理Ⅱよりも合格点が高いため倍率が低いからといって決して難易度が易しいというわけではありません。

 

「東京大学前期試験に合格するための受験対策講座」

3-1. 過去問演習のポイントと活用法

過去問演習では、まず時間配分に気おつけてそれぞれの大学の出題形式に慣れること、そしてその大学の問題傾向をつかむことが主な目的となっていきます。そのため、問題をバラバラに解くのではなく、制限時間をしっかり設けてたとえ苦戦してもあきらめずに1年分取り組むことが大切です。そして、過去問は大学側が受験生に「このような問題を出しているよ」と情報を与えてくれる最大の機会です。ただ解いて採点して点数に一喜一憂するのではなく、解答解説を読み込み解きなおすことが最も重要です。

3-2. 個別指導・集団指導のメリット・デメリット

個別指導のメリットとしては、自分の学力にあった適切な指導を受けやすいという点が挙げられます。また、分からない問題を自分に合うように教えてくれます。そのため、苦手科目の克服には個別指導の塾はフィットしている部分が多く、個別指導の塾に通うことで苦手科目の成績が大幅に上昇したという受験生も多くいます。

一方で、集団指導のメリットとしては、一緒に授業に取り組みテストを受ける仲間がいることによって競争意識が生まれ、緊張感を持ちながら学習できるということが挙げられるでしょう。また、周りの人と比べることで自分の成績の立ち位置を理解できるので、勉強のモチベーションが上がるでしょう。

3-3. 合格実績のある塾・予備校の選び方と比較

現役時代は、同じ高校の生徒の大半が通う塾に中2から通っていました。ですが、レベルが高く、苦手であった物理と英語が全く追いつけなかったため、物理と英語はそれぞれ異なる個別指導の塾に通うことで自分のレベルにあった勉強をすることにしました。
浪人時代は理系で強いと有名な予備校に通いました。もう一方の大手予備校でも悪くはないと思いましたが、理系の友達の大半が前者の予備校を選んだことが決め手となりました。

 

「東京大学前期試験合格者による受験体験談」

4-1. 受験前の心構えや準備期間の過ごし方

まず、1週間くらい前から生活リズム・時間を受験当日に合わせて、過去問を解く・苦手分野・頻出分野の復習をしながら過ごすのがよいでしょう。ただ、前日夜に眠れないなどのハプニングなどもあるため、時間にこだわり過ぎないことも大切です。心構えは人によって個人差はありますが、個人的には「ほかの受験生も自分と同じように緊張しているし、勉強の量もほかの受験生と同等またはそれ以上やっているから大丈夫」というメンタルで

過ごすとよいと思います。また、ぼーっとしている時間が長くて考え事をしてしまい、不安になってくる受験生もよくいますが、不安に感じてきたらとりあえず勉強に取り組んでしまえば不安を紛らわせる場合が多いです。

4-2. 試験当日の注意点と対策

もちろん前日に準備はしておきましょう。受験会場には集合時間の1時間〜1時間半前に到着すると余裕をもって準備することができます。できるならば1週間ほど前に受験当日と同じ時間に受験会場に行ってみることでだいぶ安心して当日の朝を迎えることができます。また、電車の遅延、運休もありえるので他のルートも複数検討しておきましょう。
教室の温度も教室によって様々なので、脱ぎ着しやすい服装やカイロやひざ掛けなどを持っていくようにしましょう。教室で着席しているときは他の人の動きを気にしすぎないように心がけましょう。模試の時に緊張感を持って取り組めると同じような気持ちで受験当日も入ることができます。

4-3. 不合格からの再挑戦や進路決定のポイント

進路については親御さんのご意見もあると思うので一概には話すことはできませんが、

・後悔があるかどうか
・自分の具体的に行きたい先が決まっているかどうか
・受かった大学に満足しているか

といった点が受験した本人には大事です。また、浪人したからといって必ずしも受かるわけでは全くないので、浪人をする際には覚悟をもってしましょう。

 

東京大学の合格方法について、東大生に直接無料で相談することができます!

 

オンライン大学受験は、TOPA大学受験で突破!【大学受験・個別指導・オンライン大学受験】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA